500メートルの小惑星-地球近傍を通過
直径約500メートルの小惑星(2012 LZ1)が、15日地球に最接近しました。
この小惑星はオーストラリアの「サイディング・スプリング天文台」で発見され、「2012 LZ1」と名付けられました。
2012 LZ1は、最接近の際には地球からおよそ540万キロ(地球から月までの距離の約14倍)のところを通過しました。
その様子は、は天文愛好家向けオンラインサービス「SLOOH」によってインターネットで中継されました。
2012 LZ1は2016年に再び地球に接近しますが、この時も地球から十分な距離を保ったまま通り過ぎると予測されています。
【補足説明】
地球近傍天体:地球から約1億9500万キロ以内にまで接近してくる小惑星&彗星の総称です。これまでに約9000個の
地球近傍天体が観測されています。
これらのうち1300個あまりが「地球に衝突する恐れのある小惑星(PHA:Potentially Hazardous Asteroid)」に分類されています。
PHAは、地球から約740キロ以内にまで接近し、且つ直径150メートル以上のものを指します。